トレス・デル・パイネ国立公園でWトレックに挑戦!(2日目)

前回に引き続いて、トレス・デル・パイネ国立公園でWトレックに挑戦した時の体験談です。

Wトレック1日目の記事はこちら

2日目の行程

2日目は今回のトレッキング最大の山場。下の図のように東から西へ大移動します。

公式サイトの標準タイムは10時間を超えています。それをテントとか寝袋とかすべての装備を背負って歩かなければなりません。そもそも2泊目は山小屋で泊まるので、これらのテントとかは二度と使うこともないんですよね。本当は1泊目もテントなどをキャンプサイトで借りたかったんですが、予約が埋まっていたためどうしようもありませんでした。もっと早くに予約を取っていればなぁ……

出発~イタリアーノ

朝食のリンゴやバナナを食べて8時半ごろ出発。 2日目は空は晴れ渡っていて山がよく見えます。


初日は見えなかったトレス・デル・パイネもくっきり!

ただし風がものすごく強く、しかも向かい風。ひどいときは立っているのがやっとなほど猛烈な勢いでした。おかげで道中の湖も下のように波が立っています。

 このあたりはたいてい西から東に風が吹きつけるそうなので、ルートを逆にするのもアリですね。

出発して1時間ほどたつと青緑色の湖、ノルデンフェールド湖が見えてきます。

 色が独特なのは鉱物が氷河と一緒に溶けて流れ込んでいるからだそうです。風は強いし荷物は重いし大変ですが、湖を見るとすこし疲れが吹き飛びます。

湖の反対側を見ればこれまた絶景、谷間には氷河が見えます。ちょっと上高地っぽい?


さて、歩くこと2時間過ぎたころ。いよいよ名峰クエルノス・デル・パイネ(パイネの角)が視界に入ってきます。


山の形とか下のゴツゴツしたところとかユニークですよね。パタゴニアにはユニークな山がたくさんありますが、個人的にはこの山が一番好きです。

2日目は東西の大移動なんですが、道中は結構アップダウンがあります。丘に登ったり川を越えたり。時にはノルデンフェールド湖の湖岸を歩いたり。それにしても湖の色がすごすぎる。。見る時間帯や角度によっては白骨温泉のような乳白色に見えます。


 ちなみに湖の水は滞留していて汚いため飲むことはできません。川で流れている水を汲んで飲むようにしてください。

イタリアーノ~フランセス展望台

そして昨夜に作ったおにぎりを途中で食べながら歩くこと6時間。午後2時半にキャンプサイト・イタリア―ノに到着しました。


予約が空いていたらここで休みたかったんですが、残念ながら空きはありません。でもここまでくれば行程の半分は過ぎたでしょうか。

ここからフランセス展望台をめがけて山を登ることになるのですが、問題が発生。昨日の岩場やキャンプ装備の負荷が強すぎたのか、右ひざが猛烈に痛み出しました。腸脛靭帯炎(ちょうたいじんたいえん)という症状で、過負荷が原因のようです。この症状、登りは全く問題ないのですが、下りになるとピキピキとした痛みが膝に走るんですよね。痛みの兆候が出始めたらまずは休憩してマッサージしたりするといいそうです。

しかしかなりの強行日程な2日目なので、ゆっくり休んでいる時間はありません。フランセス展望台を諦めることも考えましたが、荷物はキャンプサイト(イタリアーノ)に置かせてもらえるので、体を軽くして行けるところまで行くことにしました。

そしてキャンプサイトから約1時間たってとうとうフランセス展望台に到着!そこには360度の絶景、パノラマが待っていました。



 

 東にクエルノス・デル・パイネ、西にパイネ・グランデ、南にノルデンフェールド湖。風は強いものの天気は非常によく、開放感がたまりません。時間があるならばずーっとここにいたいと思えるほどの眺めでした。パタゴニアで一番好きな場所といっても過言ではありません。

さて、問題の下山です。荷物を置いてきたとはいえ、下るたびに体重が膝にのしかかってピキピキきます。。トレッキングポールを松葉づえのように使い、1時間かけてふもとのキャンプサイトまで戻りました。

イタリアーノ~パイネ・グランデ

後は2泊目のキャンプサイト(パイネ・グランデ)まで進むのみ。幸いなことにこの区間はあまりアップダウンがなく、膝への負担は少なくてすみました。この区間は枯れた木が両脇に立ち並んでいて、独特の雰囲気があります。間違っても暗くなってからは歩きたくないですね。


キャンプサイト(イタリアーノ)から歩くこと2時間。とうとう目的地のキャンプサイト(パイネ・グランデ)に到着です!
(これは翌朝に撮った写真です)

到着時間は夜の7時。結局、朝出発してから10時間半かかりました……

ここの山小屋は上の写真のようにかなり豪華な造りになっていて、お金を出せば結構いい部屋に泊まったり豪華な食事を食べれたりします。もちろん僕は安いドミトリーで素泊まりですが。

部屋に荷物を置いて、初日と同じようにご飯を炊き、お茶漬けにして食べます。このキャンプサイトには室内調理場があり、スペースも広いので快適でした。

あとはシャワーを浴びてベッドに倒れるようにして休みました。最大の山場だった2日目もこれにてなんとか終了、次はいよいよ最終日です。

Wトレック3日目につづく