トレス・デル・パイネ国立公園でWトレックに挑戦!(準備編)


今回は2019年2月に訪問したトレス・デル・パイネ国立公園への行き方、準備について紹介します。

トレッキングコースを選択する

パイネ国立公園には人気のコースが3つあります。日帰りコース、Wトレックコース(3~5泊)、Oトレックコース(7~10泊)です。

当初は日帰りコースに行く予定でしたが、ウェブで体験記など調べたら圧倒的にWトレックが人気だったんですよね。泊まりでトレッキングをした経験などなかったので非常に不安でしたが、思い切ってWトレックに挑戦することにしました。

Wトレックの紹介と注意点

Wトレックは3~5泊しながら全長70kmの道を歩き、3つの代表的な展望台(東から順にラス・トレス展望台、ブリタニコ展望台、グレイ氷河)をめぐるコースとなっています。

Wトレック
※解像度の高い地図は公式サイトから入手できます。
http://www.parquetorresdelpaine.cl/upload/images/MaptrekkingPNTP2017.jpg


コースに沿ってキャンプサイトがいくつかありますが、Wトレックを歩くうえで是非とも利用したいのが上の図に示したキャンプサイトです。東から
  1. ラス・トレス  https://www.fantasticosur.com/en
  2. イタリアーノ  http://www.parquetorresdelpaine.cl/en/
    あるいはフランシス  https://www.fantasticosur.com/en
  3. パイネ・グランデ  https://www.verticepatagonia.cl/home
の順で並んでいます。

これらのキャンプサイトは各展望台へ向かう道のふもとにあります。重いキャンプギアはキャンプサイトに残して展望台に向かいましょう。

問題はこれらのキャンプサイトが完全予約制で、しかも予約が1~2か月前には埋まってしまう点です。特に中心部のキャンプサイト(イタリアーノ、フランシス)はキャパが小さいため、予約が困難になっています。

近年、パイネ国立公園のポリシーが変わり、キャンプサイトを予約済みでない人はWトレックに参加できなくなりました。後でキャンセルすることになってもいいので、早めに予約しましょう。

Wトレックを2泊3日で歩くことになった

しかし、ですよ。僕がWトレック挑戦を決めたのは訪れる2週間前。あまり先の予定を決めないで旅をしていたのがあだとなりました。運よく東西のキャンプサイト(ラス・トレスとパイネグランデ)に空きがありましたが、肝心な中心部のキャンプサイトは埋まっていました……

でも(おそらく)一生で一度のパタゴニア、パイネ国立公園、はいそうですかと諦められません。そこで考えたのが中心のピークを妥協する下のコース。

1日目
バスでキャンプサイト(ラス・トレス)へ移動。そこにテントを張った後にラス・トレス展望台に登る。夕方までにふもとのキャンプサイトに戻ってそこで1泊する。

2日目
荷物を持って中心部のキャンプサイト(イタリアーノ)へ移動。ここで荷物を置かせてもらう。ブリタニコ展望台に行くのは無理だけど、途中の展望台(フランシス展望台)までは行ってみる。その後はふもとのキャンプサイト(イタリアーノ)に戻って荷物を拾い、西のキャンプサイト(パイネ・グランデ)へ移動、ここの山小屋で宿泊。

3日目
荷物を山小屋に預けて西の展望台(グレイ氷河)へ移動する。夕方までにはふもとのキャンプサイト(パイネ・グランデ)に戻り、そこから船に乗ってバス乗り場に移動する。

 中心部のキャンプサイトの予約が取れなかったため、2日目の行程がひどいことになっています。標準的なタイムで10時間以上歩かなければなりません。

また予約が埋まっていた都合で一泊目はテント泊、二泊目は山小屋泊となりました。つまり1泊目のためだけに重たいテントや寝袋を持ち運ばなけれなりません……

ま、まあ人気のコースだから何かあったら他の人に助けてもらえるはず。

拠点の町、プエルトナタレスへのアクセス

トレス・デル・パイネ国立公園にはプエルトナタレスという町からバスで行くことができます。最寄りの空港はプンタアレーナス(チリ)かエルカラファテ(アルゼンチン)。それぞれの位置関係は下の地図でご確認ください。
僕は南米最南端の都市ウシュアイアを先に訪れていたので、ウシュアイア、プンタアレーナス、エルカラファテとバスで移動しました。ウシュアイアを朝一で出発すると夜10時ぐらいにプエルトナタレスに到着します。

それにしてもプエルトナタレスとプンタアレーナスって名前が紛らわしすぎる……


 プエルトナタレスでやること

装備の準備

プエルトナタレスはパイネ国立公園の拠点となる町。レストランやカフェなどは充実していますが、はっきり言って観光するような場所はありません。しいて挙げれば先住民の像や海辺のアクロバティックな銅像ぐらいです。


 こういった像を見てみたい方は町を一回りしてみてもいいかもしれません。1時間も歩けば町内の主要な部分は回れると思います。

それが終わったらトレッキングの準備に集中しましょう。僕はパイネ国立公園を訪れる2日前に現地入りし、翌日に丸一日かけてトレッキングの準備を整えました。最低でも半日は準備に割いたほうがいいと思います。

準備するべきものは以下の通りです。
  • テント
  • 寝袋
  • マットレス
  • バーナー
  • ガスボンベ
  • 調理器具
  • バックパック
  • トレッキングシューズ
  • トレッキングポール
  • トレッキングに適した服装
  • 食材
  • 現金(念のため2万円相当ぐらいのチリペソがあると安心)

トレッキングポールは必須ではありませんが、体力に自信のない人は借りたほうがいいです。僕はかなりの強行日程だったので借りていきました。

靴やキャンプ用のギアは町の中にあるレンタルショップで借りることができます。ショップは何店かありますが、品ぞろえ、価格ともに大して変わらなかったと思います。僕は上記のリストのうち、テント、寝袋、マットレス、バーナー、シューズ、ポールを2泊3日でレンタルして1万円ちょっとでした。

支払いはクレジットカードでOKです。ただしレンタル時に保証金を一時的に払う必要があるので、クレジット枠に余裕が必要です。

またトレッキングシューズをレンタルするときは、つま先に1cm程度の余裕があるものを選ぶようにしてください。ジャストサイズを選んでしまうと下りでつま先が靴に当たってひどいことになります……というか、ひどいことになりました。。

パイネ国立公園行きのチケット購入

プエルトナタレスからパイネ国立公園へ向かうバスチケットはバスターミナルで購入できます。プエルトナタレスに着いたときに買っておきましょう。おすすめは朝一の便(朝7:00出発)。7:30の便もありましたが、混み合うのでおすすめできません。

レンタルショップやバスターミナルの場所は下の地図を参考にしてください。



以上で準備・計画編は終了です。Wトレック当日編につづきます。