2018年にサッカーのワールドカップが開催されたロシア。モスクワやサンクトペテルブルグ、バイカル湖など見どころは盛りだくさんなので一度は訪れてみたいですよね。
ところが世界No.1の日本のパスポートでもロシアはビザが必要なのです。平和条約が結ばれたらビザなしで滞在できるようになるのかもしれませんが、あと50年ぐらいは無理でしょうね。
ロシアのビザを個人で取得するのは多少面倒ですが、代行業者に依頼すれば意外と簡単でした。今回はその方法を紹介しようと思います。
この記事のまとめ
ロシアビザ取得は業者利用がおすすめ。
パスポートと証明写真を送るだけでOKです。
ロシアビザ取得は業者利用がおすすめ。
パスポートと証明写真を送るだけでOKです。
ビザ申請の一般的な手順
ビザを取得する場合は以下の手順を踏む必要があります。- バウチャーの申請・取得
- 電子査証申請書(EVA)の記入・取得
- 大使館 or 総領事館に行って申し込み
- 大使館 or 総領事館に行ってビザを受領
バウチャーとは
ロシアビザを取得するには「バウチャー」と呼ばれる書類が必要になります。バウチャーとは旅の計画書のようなもの。「〇月△日に入国し、〇〇の街に滞在し、△△ホテルに宿泊して、△月〇日に出国します」といったもの。予約した宿にお願いして発行・送付してもらうか、あるいはバウチャー発行業者に依頼する必要があります。さすが旧共産主義の国、面倒そうですよね。
このバウチャーがあるためにロシアでは自由旅行が難しく、バックパッカーたちから敬遠されてきました。また日程が決まったパッケージ旅行の場合も、このバウチャー・ビザ取得があるために高額になっている場合がありました。
電子査証申請書(EVA)とは
ビザ申請時に提出する添え状のようなものです。バウチャーなどの情報をウェブの申請フォームに入力し、それを印刷する必要があります。申請サイトはこちら https://visa.kdmid.ru/
申請場所と受付時間について
ビザの申請はロシア大使館(東京)か総領事館(札幌、函館、新潟、大阪)で行うことができます(2019年4月からは公式のロシアビザセンターでも申請可能です)。ただし事前予約が必要で、受付日は平日のみ 、受付時間も限られています。受け取りに行くことも考えると、平日が2日潰れるわけです。……面倒そうですよね。
詳細はこちらを確認してください。https://tokyo.mid.ru/web/tokyo-ja/access
業者に依頼する場合は個人で申請するときのように自分でバウチャーを申請する必要がありません。EVAも基本は必要ありません(業者によってはEVAに署名だけしたものを送る必要があるそうです)。
そして郵送で対応してくれるため、わざわざ平日に大使館や総領事館に出向いて手続きをする必要がありません。個人で手配するよりはるかに簡単です。
気になる料金ですが、最安で6,000円ぐらいかかります。ただし申請から受け取りまで1か月ほどかかるので注意してください。
2019年7月現在で安い業者は以下の通りです。
※注意
最近、料金の大幅な値上げをする業者さんが多数見受けられます。あるいは新規受付を停止している業者さんもあります。僕が利用した業者さんも2018年当時は7,500円だったのに、現在は13,000円に値上がりしていました……表中の料金はウェブの情報によるものですが、最新価格は上昇している可能性もあります。ご承知おきください。
個人で手配する場合の料金はバウチャー発行料金2,000円弱+大使館までの交通費です。居住地によっては個人手配よりも5,000円前後高くなってしまいますが、それでも手間を考えれば安いものだと思います。その時間で旅行の下調べをしたほうがはるかに有意義ではないでしょうか。
詳細はこちらを確認してください。https://tokyo.mid.ru/web/tokyo-ja/access
ビザ取得代行業者を利用する場合
面倒そうなビザ申請。業者を利用する場合は以下の手順で入手できます。- 業者のホームページの申請フォームに必要事項を記入し、送信する
(入国日や出国日、訪問予定の都市名 などを記入するだけでOK) - 料金を支払う
- パスポートと証明写真を送付する
- ビザ付きパスポートが配達される
業者に依頼する場合は個人で申請するときのように自分でバウチャーを申請する必要がありません。EVAも基本は必要ありません(業者によってはEVAに署名だけしたものを送る必要があるそうです)。
そして郵送で対応してくれるため、わざわざ平日に大使館や総領事館に出向いて手続きをする必要がありません。個人で手配するよりはるかに簡単です。
気になる料金ですが、最安で6,000円ぐらいかかります。ただし申請から受け取りまで1か月ほどかかるので注意してください。
2019年7月現在で安い業者は以下の通りです。
業者名 | 料金 |
---|---|
ロシアビザサポートサービス | 5,980 円 (地域によっては10,000円) |
ロシアビザ取得申請代行センター | 8,000 円 |
インソリューションズ | 7,000 円 |
※注意
最近、料金の大幅な値上げをする業者さんが多数見受けられます。あるいは新規受付を停止している業者さんもあります。僕が利用した業者さんも2018年当時は7,500円だったのに、現在は13,000円に値上がりしていました……表中の料金はウェブの情報によるものですが、最新価格は上昇している可能性もあります。ご承知おきください。
個人で手配する場合の料金はバウチャー発行料金2,000円弱+大使館までの交通費です。居住地によっては個人手配よりも5,000円前後高くなってしまいますが、それでも手間を考えれば安いものだと思います。その時間で旅行の下調べをしたほうがはるかに有意義ではないでしょうか。
その他
公式ロシアビザセンターについて
2019年4月5日にロシア公式のビザセンターがオープンしました。個人でビザ手配をする場合は大使館、総領事館に加えてこちらで手続きをすることも可能です。ビザセンターの場合は郵送による申請も受け付けているため、利便性はかなりよくなりました。ただし郵送代は6,000円とのこと。なぜだ……
代行業者が料金の値上げをする場合はビザセンター利用のほうが安くなる場合もありますので、こちらの利用も検討してみるといいと思います。
ビザセンターのサイトはこちら
https://interlinkservice.world/japan/jp
個人で申請する場合の手順はこちらのサイトが詳しいです。
https://neko-kuro.com/russia-tourist-visa
ダブルビザについて
ロシアのビザには30日以内に1回だけ入国できるシングルビザと2回入国できるダブルビザがあります。ほとんどの人はシングルビザでいいと思いますが、ロシア再入国の予定がある人はダブルビザを選択してください。料金は業者利用で+2,000円前後、個人申請で+200円ぐらいかかるようです。……ダブルビザを申請する場合は個人でやったほうがよさそうですね。
特に注意が必要なのがヨーロッパを周遊したい場合。実はロシアには飛び地カリーニングラードがあります。
ここはもともとドイツ統一を主導したプロイセン発祥の地で、当時はケーニヒスベルクと呼ばれていました。戦争の結果ソ連領となり、しかしソ連解体に伴ってバルト三国が独立したため、現在はロシアの飛び地となっています。
例えばサンクトペテルブルグを観光して、そのあとバルト三国を経由してカリーニングラードに行く場合は再入国扱いになりますので、ダブルのビザが必要です。ご注意ください。