英語初心者のための海外旅行術


海外旅行に行くのは英語が話せるようになってから と思っている方はいませんか?結論から言うと、最低限の観光をするのに英語はほぼ必要ありません。

今回は英語初心者のための海外旅行術を紹介します。

※ここで言う英語初心者は「簡単な英単語なら知っている、でもリスニングはほぼできない」レベルとします。日本人のたぶん90%ぐらいはこのレベルなのでは。
この記事のまとめ
英語初心者が海外旅行するには
  1. 事前に場面を想定して準備をしよう
  2. google翻訳を活用しよう
あいさつ は忘れずに!

事前に場面を想定して準備する

旅行でやることといったら空港で入国・出国審査をする、交通機関を利用する、宿を利用する、ショッピングをする、食事をする、観光をする  ぐらいでしょう。

ハードルが高く見えますが、それぞれの場面でやることはほぼ決まっています。英語を話せなくてもほぼ対応は可能なんです。具体的にそれぞれの場面でやることを紹介します。


入国審査

聞かれることは旅行の目的、滞在期間、滞在地、たまに職業 ぐらいでしょう。それらだけ英語で言えるように練習するか、いっそのことこれらを紙やスマホにメモしておいて、それを見せるだけでもいいんです。簡単でしょう?

なお、入国審査の厳しさは国によって全然違います。厳しいのはアメリカ、イギリス、アイルランドなど。英語圏はなぜか厳しい傾向にあります。

それ以外の国は日本のパスポートを見せるとザルなことが多かったです。「●●に来るのは初めて?」とか聞かれてそれでおしまいとか、むしろこっちが心配になるぐらいでした。

出国審査はどこも厳しくないので、パスポートを出すだけで済むと思います。


交通機関

タクシーなら「ルーブルミュージアム!」みたいに行きたいことを言えばいいだけ。Uberなら行先がすでに運転手に伝わっているので何も話さなくてOK。

メトロやバスは確かに切符の買い方や乗り方が不安ですが、それらを紹介している日本語ブログが多数ありますので、その通りにやれば簡単です。不安があれば行先と希望時刻を紙やスマホにメモして、係りの人や親切そうな人に見せれば意図は伝わるはずです。

宿

宿に入ってまずやることはチェックイン。あなたが大きな荷物を持って受付に行けば間違いなくチェックインしようとしていることは伝わるので、難しい英語を使う必要は全くありません。

ただ笑顔で「ハイ!」とか「ハロー!」とか言って、パスポートを見せれば問題なし!「アイ ハブ ア レザベーション」とか言えたらさらに良し!心配ならスマホで予約確認画面とか見せれば間違いないです。あとは部屋やシャワールームなどの紹介をしてくれます。

ショッピング

ほしいものをレジに持っていくだけ。万国共通です。

食事

メニューの中でほしいものを指さして、「ワン、プリーズ」とか言えばOK。食べ終わったら「チェック、プリーズ」か「ビル、プリーズ」。それも難しければ財布を指させばわかってくれます。

なお海外のレストランはなぜかメニューに写真が載っていません。事前にネットで下調べをしておくことをお勧めします。

あるいは割り切ってマクドナルドとか。海外のマックはキオスク(大型の注文用タッチパネル)があるので、無言で注文が可能です。「店内で食べるか テイクアウトか」、「現金で払うかカードで払うか」ぐらいの英語がわかれば簡単に使いこなせます。

アメリカのレストランの場合はウエイター、ウエイトレスが「食事はどう?他にほしいものはない?」って聞いてくることがよくあります。なにか言われたら「グッド!」とか言っておけばOK。あるいは英語を話せないことを身振り手振りで伝えればやり切れると思います。

チップについては国によって習慣が異なるため、事前に下調べをしておきましょう。

観光

有料のところなら受付に行って「ハイ! ワン チケット、プリーズ」。これだけでOK。


google翻訳を利用する

事前に準備をしても100%想定通りに進むことはまずありません。どうしても言いたいことが伝わらなければgoogle翻訳を利用しましょう。

マイクをonにして喋れば勝手に翻訳してくれます。それを相手の人に見せればOK!はっきり言って現時点での翻訳精度はそれほど高くありませんが、意図を伝えるには十分だと思います。

google翻訳は事前にファイルをダウンロードすることでオフラインでも使用できます。ただし音声翻訳はオフラインでは使用できないので、念のためネットにつなげられるようにしておくと安心です。


その他

上に書いたように、旅行をするのに完璧な英語を話す必要は全くありません。ただし一つだけ絶対に言わなければいけないものがあります。挨拶です。

お店でも観光地の受付でも人に話しかけるときは「ハイ!」、サービスを受けた時は「サンキュー!」。日本ではこれらを省く人もいますが、海外ではあいさつは基本中の基本、最低限のマナーとみなされます。挨拶をしないと人間性を疑われかねません。

そしてできれば現地の言葉で言いましょう。フランスならボンジュールとメルシー、スペインならオラとグラシアス、ポーランドならジェンドブリィとジェンクィエヤといった具合です。相手との距離がちょっとだけ縮まりますよ。

最後に

案外、英語が得意ではなくても旅行はできるもの。言葉は違いますが、僕は南米を旅行中に上記の方法を用いることで片言のスペイン語で乗り切ることができました。海外旅行にあこがれているなら英語が苦手でも思い切って現地に飛んでしまうことをおすすめします!